滋賀大学教育学部附属中学校とわたしとの、およそ12年にわたるお付き合いから生まれた本です。この中学校では、あふれる情報を批判的に読み解くこと、身近なことから問いと仮説を立てデータを集めて論理的に語ることを、総合学習でしっかりとやっています。いま話題のアクティブ・ラーニングを、なんと35年前からずっとつづけている、その実践を紹介します。

 

 

 

 

<内容説明>

総合学習の発祥の地ともいえる滋賀大学附属中学校で展開する総合学習の3つの柱、「BIWAKO TIME」と「情報の時間」「COMMUNICATION TIME」の実際を紹介する。総合学習で身につけた知識や技能が、教科の学習をより自発的で参加型のものに変えていく過程、その影響が生徒のみならず教員にも及び、教員の授業スタイルも変化していく過程、すなわち、学習指導要領がいう「主体的・対話的で深い学び」が目指す方向へ変化する過程を紹介する。

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